二極化ブログ

ハブ対マングースみたいな感じで、特性を二極化して戦わせるブログ

大義名分のない独立、それがオレのスタイル(キリッ

独立、起業のブログエントリーにはなんかすごく輝いているものが多い。輝かしい独立とは遠く離れた独立を成し遂げた(遂げた?)私としては羨ましくもあり疑わしくもあるわけです。

絶対どっか盛ってるだろ!絶対心からそんなこと思ってないだろ!

なんてね?

 

就職が嫌だった

Fランク大学3年の冬、私は就活をしていました。「どうせ私は長い間会社にとどまれるような人間じゃないし、ベンチャー企業でちょっと働いて退職してからなんかすっか」と思っていました。

そもそも、そう思うきっかけになったのは在学中におこなう「自分探し」みたいな性格診断ですよ。ある質問に答えていったらあなたの性格と適職がまるわかり、みたいなやつ。ネットとかにもありますよねいろいろ。

それをやったら「人の下で働くようなことは向いてない」「芸術家タイプの人」「人に理解してもらえない」って出たわけですよ。

いやいや、そんなものに頼って自分の人生を決めるなんてバカげてる。私は私の道を行く。って思える自分なら性格診断の結果も変わってきたでしょうけど何を隠そう私はこういうの大好きなんですよ、性格診断。実は学校で行う以前にもいろいろな性格診断をしていて、どの性格診断を使っても「人の下で働くようなことは向いてない」「芸術家タイプの人」「人に理解してもらえない」みたいな結果が出るわけで、もう信じるっきゃないわけですよね。

そんなモラトリアム真っ最中、社会を知らないうぶな私は迷いに迷って、それでも就職はしといたほうがいいよなぁ世間体的にも、父ちゃん母ちゃんにスーツ姿見せてあげたいしなぁと思った結果就活をしたわけです。

 

やっぱりやめる

私が就活しているときは就職氷河期まっただ中だったのでまともな人でも何社も受けないと受からないような状況でした。ましてやまともじゃない私が受けたところで落ちるんですけれども、なにはともあれ3社受けた時点でもう諦めました。

「私のことを何もわかっちゃいない」「面接なんて嘘つき大会だ。正直者の私には分が悪い」

とか、ありがちな責任転嫁で諦めたわけです。

そりゃそうだよ、初めから中途半端な気持ちで就活したってまともな職に就けるわけないじゃないか。

 

芽生える就職に対する疑惑

もともとそういう性格だからか、就職に落ちたからかしらないけれど就職することに対する疑惑が芽生えてきました。

IT系はブラック多いとか、ブラック多いとか、ブラックしんどいとか、ブラックしんどいとか、そういう記事をよく目にしました。いや、自分の気持ちを正当化するためにあえてそういう記事を見つけていたのかもしれませんが今となっては分かりません。ともかく、「就職してよかったー」みたいな記事よりも「仕事しんどい」「サビ残つらい」「サザエさん見るの憂鬱」みたいな記事ばかり目にとまりました。

おいおい、じゃあなんで就職したんだよ、マゾかよ。オレは違うぜ、オレは"別の道"を歩むぜ(フッ...

みたいなね。

 

独立します

もうたぶんきっとあれだ、私は独立するために生まれたんだ。就職したって幸せにはなれない。ってそもそも幸せって何?(ポン酢醤油がある家?)よし、幸せ探しの旅に出よう。そのためには就職してちゃ始まらない。独立しよう。

という感じで独立しました。

 

起業のお誘い

そんな気持ちを知ってか知らずか、中学校時代の同級生が私に声をかけてきました。あれ、あんまり遊んだこともないしそんなに関わりもなかったのにへんだなぁーへんだなぁーこわいなーこわいなー、と思ったら(中略)一緒に起業しないかというお誘いでした。

いろいろと割愛しますが、後にこの起業は私含め5人で活動し、1年ほど続いて失敗に終わります。このときの私は特にあれがしたいという目的や希望もなく、とりあえず技術者として仲間の目標達成のためにアイデアを形にする手助けをしました。

失敗した理由なんてもはや語るに及ばずです。

語るに及んで欲しいならコメントください。(上から目線)

 

本当の独立、そして個人事業主に

一緒に起業した人のうち1人と一緒に個人事業を始めました。

就職に向いてない、という理由から独立。そして右往左往して今に至ります。

 

今の私が思うことは、

やっぱりなんか大義名分必要だわ、目標がないとなんもやる気出ないわwww

ってことです。

 

でもねでもね、私みたいに「とりあえず就職嫌だから」っていう理由で独立するのも全然アリだと思うのです。Fランク大学の私ですらなんとかなってるんですから、なんとかなるもんです。

ブラック企業に就職してひーこらひーこら働いて「会社やめたいよぅ」「仕事したくないよぅ」とか言ってるぐらいなら、会社作ってしまいましょう。そして、自分のやりたい仕事をしようじゃありませんか。

 

あ、でもいざ独立して失敗したからって私のせいにしないでくださいねマジで。